ノンキャリ官僚の憂鬱

筋トレと読書の合間に仕事に励むサラリーマン不適合ノンキャリ官僚が、日々の筋トレや読書、勉強などの中で感じた思いや方法論(持論)などを気まぐれに綴ります。

独学か指導を受けるかについて

こんにちは、あきらです。

 

今日は、パーソナルトレーナーをしている友人のセッション(トレーニングの指導)を受けてきました。

みっちり1時間。

セッションを終えてご褒美のハンバーグを食べに「ゴールドラッシュ」に向かうまでの道は、内心生まれたての小鹿のような気分でした。(脚がガクブルだったという意味)

 

 

さて、今日そのセッションを受けていて思い出したことです。

それは、何かのスキルや技能を習得しようと思ったときに、独学で頑張るか人に頼むか。

つまり、自ら試行錯誤をしながらある一定の技能を身に着けるか、あるいはスクールや講師にお金を払って目標まで引っ張ってもらうか。

ということです。

 

この点、私はいつも迷います。

一番多くの人が直面するのは、大学受験でしょうか?

学校の授業を一生懸命聴いて、市販の参考書や問題集で補いながら、少しづつもがきながら目標に向かっていくか。

あるいは、塾や予備校に通い、お金と引き換えに効率の良い(であろう)メソッドや教材を用いて提供されるプランに従ってひたすら機械的にそれをこなしていき、最短ルートで目標点をとるか。

 

どちらが良い悪いというつもりはありませんし、思ってもいません。

ただ、一度は何かに対し、独学で本気で試行錯誤する経験をしておくと、たとえプロに目的地まで自動的に連れて行ってもらうという手段を選ぶにしろ、そこから学べるんものや吸収できるものが全然違うと思います。

 

一度、独学でもがく経験をしておくと、そこで学んだことは他の分野に取り組む際にも応用が効きますし、指導を依頼するスクールや指導者がどの程度の知識やスキルを持つのか、独学の場合に比べて「どこに、どんなメリットが、どの程度あるか」ということがなんとなく見えるようになります。

 

今日受けたセッションでも、トレーニングの効果以上に、いろんなことに気づかされました。

私は基本独学で筋トレをしている人間で、その割に、我ながらうまくやれている方だと自負していましたが、やはりプロはプロです。

自分では大した問題と思わなかったポイントをズバリ見抜かれ、自力では気づけなかったであろう対処の勘所を指導してもらい、大変有意義な時間でした。

 

しかしこれがもし、「2か月で腹筋を割りたい。30万円払うからあとはお任せします」という状況だったらどうでしょう?

おそらく本人がしっかり指導者の言うことを聞き、素直に実行していければ、目標までは最短ルートでたどり着き、晴れて美しく割れた腹筋を手に入れられることでしょう。

でも、ただそれだけなのです。

「なぜ私はあのトレーニングをしたのか?」

「なぜ腹筋を割るためにスクワットをさせられてうたのか?」

「何のために米を控え無ければいけなかったのか?」

といったことが抜け落ちてしまいます。

 

しかしここで、一度でも「独学」ということに本気で向き合ったことのある人だったらどうでしょう?

仮に「プロに任せる」という手段を選んだとしても、その過程で疑問が湧いたり、あらたな気づきがあったらい、指導者に質問したりしながら、目標とともに、新たな視点や知識も習得できます。

 

そんなわけで…

お金と一定の時間があるならば、プロに指導を依頼するのは効率が良いが、

一度は「独学」を経験してみると、どの後の様々な場面で学び、吸収する能力が付録でついてくるかも?

という話でした。

 

私はこれを大学受験と筋トレで学びました。

 

以上、皆様のスキルアップや学びに少しでもお役に立てば幸いです。

 

それではまた。